植毛手術を周りにバレないように受けるには
植毛手術を受けたことを誰にも知られたくない。
これは植毛手術を受ける多くの方が望むことです。
周りにカミングアウトしていたり、家族や身内に薄毛に悩んでいることを知っている人がいれば別ですが、多くの方は薄毛を隠し、一人で悩み、対策を行っています。
根本改善の方法として、最も確実性の高い自毛植毛は手術を受け、移植毛が生えるまでを隠し通すことができれば、その後薄毛に悩む必要もなければ、バレることもありません。
そんな自毛植毛手術をどのようにしてバレずに受けるのかをまとめました。
自毛植毛を本気で受けようか迷っている方は参考にしてください。
まずは自毛植毛について理解しよう
まずは自毛植毛がどんな手術なのかを理解しましょう。
手術までの大まかな流れや手術の流れ、術後の経過を把握しておくことで対策は講じやすく、どれだけの期間をしのげばいいのかもわかるものです。
自毛植毛についてはもう知っているという方は読み飛ばしてOKです。
自毛植毛の手術までの流れ
自毛植毛手術を受けるには一度クリニックに出向く必要があります。
カウンセリングで相談する、しないは別にして、多くのクリニックでは血液検査を行い、その結果手術が今適用なのかを判断しています。
これは術後の移植毛の生着率にも関わる重要な検査なので手術前にクリニックに一度は訪問する必要があります。
また、手術は予約を取り、最短で翌日以降から受けられるところが多いですが、5月のゴールデンウィーク、8月のお盆休み、12月~1月にかけての正月休みは長期休暇を利用して植毛手術を受けたい人が殺到する時期です。クリニックの繁忙期はカウンセリングはもちろん、手術も予約で一杯になることがあるため、手術は別にしてもカウンセリングには早く出向き、手術日を検討する必要があります。
ある意味で手術日が決まらないとその後の予定は立てにくいものです。
術後の経過
植毛手術はほとんど全ての場合(4000株未満ほど)が1日で終わります。
手術後は頭に包帯を巻き、圧着させ、翌日クリニックで包帯を取るのが基本となります。
自分で包帯を取ることも可能ですが、クリニックで看護師の方にやってもらった方が安心感も高く、術後経過についても詳しい話が聞けるのでおすすめです。
術後3~4日で移植部・採取部にかさぶたができ、長い場合3週間ほどかさぶたが残ります。かさぶたが落ちた後は頭皮に赤みは残り、頭皮の赤みは2~3ヶ月かけゆっくりと落ち着いていきます。
そのため、術後はかさぶたのブツブツ感+赤み、かさぶたが取れた後は頭皮の赤みが気になることが多くなります。
かさぶたについては3~4日は目立ちますが、一週間もすればかさぶたは取れなくても色味が落ち着き、坊主でもない限りは周りの髪の毛で隠すことができるのでバレることはありません。
術後は特に最初の一週間は目立ちやすいですが、1~2週間を乗り切ればもうほとんど目立つことはなく、かさぶたが全部取れれば頭皮の赤みと採取部の傷以外はわかりません。
クリニックのバレない対策
手術を受けた後に目立つのはやはり採取部と移植部です。移植部は手術方法にもよりますが、FUE法(切らない自毛植毛)は術後も傷が目立ちにくい特徴があります。しかし、採取部を髪の長さ1㎜にカットする必要があり、採取部と周りの髪の毛の長さに違いが出て、そのままでは目立つことになります。
クリニックではヘアーシートなどの部分カツラを有料ですが販売しているのでそれを利用することで採取部を隠すこともできますし、クリニックによっては刈らないFUE法もあります。刈らないFUE法は高額ですが、手術後移植部が目立つ心配はなくなります。
このように選択する手術方法によって術後の目立ちやすさは変わりますので方法もしっかりと検討しましょう。
自毛植毛のまとめ
最後に自毛植毛手術についてまとめます。
手術は基本的に
カウンセリング予約⇒カウンセリング⇒血液検査&手術予約⇒手術⇒翌日検診
の流れで進みます。
基本的にどのクリニックも大差はなく、クリニックによる違いは主な手術方法の違いや症例数、エリアなどの違いです。
手術までの計画を考え、術後バレにくい手術方法を選択することで周りへの植毛のバレのリスクは抑えられます。
バレる可能性があるのはココ
自毛植毛をはじめとする植毛手術が周りにバレてしまうのはどのようなパターンがあるのでしょうか。バレリスクのある選択を避けることでバレのリスクを最小限に抑えられます。
ここでは植毛手術におけるバレるリスクのあるポイントを紹介します。
自宅にある資料
一人暮らしで家に誰も招かないのであれば問題ありませんし、資料請求確認後資料を捨ててしまえばバレることはありませんが、家に置いておいたのを忘れて訪問者が訪れると資料をキッカケに感づかれることはあるので注意してください。
また、目隠しで送付してくれるとしているクリニックでも封筒にクリニックのロゴが入っていたり、場合によっては受け取り時にバレることもあるので注意してください。
訪問時のニアミス&目撃
地方に住んでおり、都心部へ手術を受けに行く場合は考えにくいですが、クリニックの近所に住んでおり、その地域に友人がいる場合はニアミスの心配もあります。
また、あまり関係はありませんが、クリニック訪問時に他の訪問者にもなるべくなら会いたくないものなのでクリニックのプライバシー保護が行き届いているクリニックは安心して受けやすいです。
商業ビルなどの一角にクリニックを構えるクリニックはビルに入るときはクリニックに行くとはわからず入りやすいですが、クリニックの同フロアに別の会社がある場合はその会社の方とニアミスすることはありますし、エレベーターなどが一緒になるとちょっと気まずい部分はあります。
友達や知り合いでなければその場限りなのであまり気にする必要はないでしょう。
最初の一週間、特に3~4日
とにかくバレるとしたら、最初の一週間で、特に3~4日です。
坊主の場合は移植部も採取部も晒されている状態なので髪の毛がある程度伸びるまではばれやすいですが、周りに髪の毛のある方で移植部や採取部を隠せるのであれば、最初の一週間を乗り切ればその後はほとんどバレることはありません。
かさぶたが取れればほぼバレないので術後1週間前後が勝負ですね。ここで長期の休みが取れるのであればまずバレませんし、バレ防止のために一時的に増毛剤やカツラを使用することで植毛手術の跡を隠すことも可能です。
※術後一週間はカツラも増毛剤もなるべく使わない方がいいです。
バレないコツ
上でもチラッと出てはいますが、ここではバレないための具体的な方法についてまとめました。
ばれにくい手術・クリニックを選ぶ
まずは手術自体の選択です。バレにくい方法を選びましょう。FUT法よりFUE法、刈り上げる植毛より刈り上げない植毛などです。
選択する手術へのこだわりや思い、予算状況は人により様々なのでよく考えて選びましょう。
費用がネックになっている場合はクリニックでローンを組むこともできます。下手にケチって中途半端な植毛を受けるよりも数十万高くても納得のできる手術を受けることを強くおすすめします。
誰にも言わない
当たり前ですが、口外はしないことです。
噂の感染速度は尋常じゃありません。しかも植毛手術など第三者にとってはいい話のネタくらいにしか思っていません。「誰にも言わないでよ」と言伝でどんどん広がっていきます。
予約訪問(資料請求なし)
確率は低いですが資料請求もある意味でバレるリスクになるので最初からカウンセリング予約を取り、訪問すると良いでしょう。資料を取り寄せずとも、クリニックで多数の症例写真も見れますのでそれほど重要なものでもありません。
何より資料請求できるクリニックもそれほど多くありません。
長期休暇を利用する
ある意味でバレないための一番の方法は長期の休みを取ることです。
長く休みが取れれば取れるだけバレるリスクは減ります。
特に最初の一週間が一番植毛したのがバレやすい時期なのでこの一週間を乗り切るために、できるなら一週間休みを取ること、最低でも4日前後の休みを取ることができればその間に傷を落ち着かせることができたり、対策を考えることもできます。
社会人であるとなかなかまとまった休みは取りづらいものですが、一生に一度の大きな選択なので何かに理由を付けてガッツリ一週間休みを取ることを推奨します。
事前準備がモノを言う、早めの行動が鉄則
休みを取る方法の前に一度ここまでの植毛手術をバレずに受ける方法をまとめます。
植毛手術をバレずに受ける方法を色々紹介してきましたが、重要なのは計画的に動くことです。
ある意味で事前準備が全て物を言います。
手術を受けるには手術の予約を取る必要もあり、カウンセリングを受けるにはカウンセリングの予約を取る必要もあります。
手術後に長期で休みを取るには前もって会社を休むための準備も必要になります。
手術を受けたいと決め、直後に受けるよりも対策を練って用意周到進めることでバレのリスクは軽減できます、何にしても手術が決まらないと計画は立てられないので、手術を受けると決めているのであれば早めにカウンセリングに出向き、クリニックと相談してみることをおすすめします。
手術を受ける決心がない場合でも手術の予約状況などその他、自分の薄毛の進行度合いに対する必要なグラフト数や費用なども目視のより話が聞けるので早めに訪問するメリットは大きいです。
バレずに植毛はある意味で早めの行動が一番の鉄則です。
経験者の体験談を参考にしてみるのもおすすめ
実際に自毛植毛を経験・体験した方がブログなどで経過を報告してくれている場合もあります。例えばこちらの植毛ブログさんでは一番気になる手術直後や術後数週間、さらには術後一ヶ月間近くの間が毎日写真付きで紹介されています。
日々の心情変化や写真による髪の毛の増減の変化も見て取れるので参考になるでしょう。こういった植毛後の髪の毛の変化を知ることは結果バレ対策を考えやすくなるので植毛のバレ対策の参考になると思います。
やはり術後2~3週間のかさぶたが落ちた頃にはもう植毛の跡がわからなくなっているのが見て取れます。最初の数週間、特に初めの一週をいかに乗り切るかがカギになるのは間違いないですね。
【おまけ】一週間&一ヶ月休みを取る方法
これはある意味でネタ的な話ではありますが、会社勤めのサラリーマンがいかにして長期の休みを取るのか、その方法やコツ、参考例を紹介します。
勤めている会社によっても有給の使いやすさなどに違いがあるため、一概には言えませんが、一般的な会社であればという前提で進めます。
4日前後は簡単
移植毛は3~4日で生着するため、バレるバレない以前に、術後の3~4日はできる限り、頭皮を気にする機会を減らすためにも休みは取りたいものです。
4日前後であれば、祝日のある週末に合わせて1日だけ休暇を取ったり、普通の週末に2連休をとれば誰でも比較的取りやすい日数と言えるでしょう。
一週間休むには?
一番良いのはやはり年に数回ある一週間前後の長期休暇に植毛手術を受けることです。ただし、この時期はクリニックも繁忙期であり、割引が受けにくいとともにそもそも手術の予約も取りにくい時期です。受けるなら半年前くらいからは動き出した方が確実と言えるでしょう。
長期休暇でない時期に一週間休みをとるのは大変というか気も引けると思いますが、何週間か何ヶ月前から事前に旅行に行くことを話しておいたり、急病で一週間粘り強く休みを重ねるか、最悪、親族の誰かを○すことで葬式と言う名目で休むしかないでしょう。
お葬式は親等によって休む日数が変わることが多いので少し無理があるとともに、人によっては良心が痛むかもしれません。何より、後で話を合わせるのも大変でボロが出た場合は最悪です。
なるべく前の二つを選択すると良いでしょう。
一ヶ月休むには?
ここまでの長期の休みを取るにはそれ相応の理由が必要になります。
単純に長期の休暇願を出すことも可能ですが、他にあるとすれば鬱病でしょうか。
鬱病の診断書を書いてもらい、休みを取る。
長ければ1ヶ月どころか3ヶ月や半年も休むことはできますが、その間に上司の訪問もあるでしょうし、何かと面倒なイベントは発生する可能性はあります。
何より、復帰後に自分の居場所があるのかという心配もあるのでやるならそれ相応の覚悟を決めて実行する必要がありそうです。
あとは、一時的に仕事をやめるかですね。仕事を辞めて、髪の毛が伸びるまで部屋に引きこもれば人に会うことはないのでほぼ間違いなく誰にも会わずにバレずに手術を受けられます。
あまり現実的ではありませんが、そんな方法もあります。
社会人にとっては一週間前後の休みがやはり現実的になると思うので長期休暇を利用したり、長期休暇にさらに有給を付けて伸ばしたり、土日休みに有給を重ねたり、有給を使って、うまく日数を稼ぐようにすると良いでしょう。